自作PCではケースが案外重要だったり(重要ではなかったり(※裸族を指します))します。
誰もがオリジナリティーを求め、少しでも周りと違う外観、機能を求めて切磋琢磨したり(しなかったり(※裸族を指します))します。
しかし個性を追い求めるにはそれなりの代償(金、手間)が必要。
そこで誰もが考える事は・・・・
「すこしでも安くて、デザインが良くて、持ち運び用の取っ手が付いてて、誰も持っていないしっかりした金属製のケースはどこかにないものだろうか・・・・・」

Stay hungry, stay foolish!

まああああああああっっっっくううううううううう!!!!!
1.イントロダクション
Appleの製品のデザインはご存知のように非常に洗練されていて無駄が有りません。(感性には個人差が有ります。)
Mac book, iPhone, iPad、どれをとっても金属とガラスのさわり心地を生かした「シンプル」一点、機能美あふれる製品ばかりです。
触った瞬間、これまで扱ってきたどの製品とも違う特性を持っていることが伝わってきます。
既にどこかで触ったヒト、あるいは購入した人ならばこの感覚はご理解いただけるかと思います。
Apple製品の有用性はデザインだけでなくOSにも特筆すべき点が多々あるのですが、ここではハードウェアの話のみで行きますので割愛します。
さて、Appleは音楽プレーヤーやノートPCだけでなくデスクトップも製造しています。
このデスクトップは性能をひたすら追い求めるというコンセプトなのでパーツは安定性を重視してサーバー用。CPUもinte前までは自前のものを用いていましたが、Intel対応になってからはサーバー用のXeonCPUを用いています。最新では12コア、メモリ64GBというラックに収めるようなクラスのサーバースペックも手に入ります。
そんなスンバラシィ製品なのでお値段も10万円後半から始まり最高スペックだと100万円を超えます。
当然こんな化物を収めておくケースがしょっぱいものじゃ型がつきませんので、こちらもかなり金かかってます。
ほぼ全部アルミ合金。一部パンチング加工、ギミック多数。
ちょっとHDDがいっぱい入ったり、アルミで作っただけですぐ4万円を越えてしまうWindows用のケースで同じものを求めたら果たしていくら掛かることやら・・・・・。
このケースを安く買って、Windows機が入れられたらいいのになー
とは多くのヒトが思うところ。
しかしパーツが汎用品じゃないのでかなり加工が必要なことが容易に分かるのでなかなか手が出せないものです。
そもそもMacのケースだけ手に入るってどういう状況だよ、という話で、まさか新品買ってきて中身取り出してDOS機を入れるなんてヒトはいないでしょう。
自作初めて早6年。
自作PC歴が長くなると、大抵のことには慣れてしまって刺激が足りなくなってだんだん遊びたくなってくるのです。そうなると気が向くのがケースの改造。世の中に変な自作ケースが溢れているのはこういう心理があるからだったりします。
■型落ちMacが安い■
実はPowerMAC G5というIntelCPUになる前のデスクトップが中古で非常に安いんです。5年以上前に発売されたものですが、現行のMacProと同じアルミ合金製でデザインの違いはわずかです。十分に使えます。
Yahooオークションを物色したんですが、完動品で5000円。中身を取り去ったケースだけなら1000円でした。

目的無くとも買っちゃうよね。

片方はちゃんと動きますよ。
じゃぁ早速中身のない方に移植しましょう!


こんな感じで入るわけですが、ネジの場所や高さが全く違うのでこのままでマザーを固定できません。

というわけでまずは邪魔なスペーサーを全部切り取ります。

次にボール盤で2ミリほどΦ3mmで掘り、ねじ山は掘らずに無理やりメスネジを埋め込みます。(やり過ぎると貫通してケースが終わります。)

市販のLGA775マザーですので規格通りにネジを埋め込みます。
これでマザーは刺さるようになりました。
しかし残念なことにPCI用の口が見ての通り4つしかなく、ビデオカードを2枚刺してサウンドボードを入れるには足りません。将来的にはデュアルCPU機をのせてビデオカード3枚なんてことも考えているので拡張が必要。
ケースを削って無理やり穴をあけます。

ぎゃー
ディスクグラインダーで大まかに削って、ヤスリで整え。
ホントはもっとましな感じに作れればいいのですが、
「あれ・・・そんなに凝っても意味ないんじゃ?ケースだし」
という
今の残念PCケースに全く懲りていない不精な性格がアダとなってこんな適当品質になっています。
削るのはここだけではありません。
普通のPCだと前面には5インチベイが複数個でてるわけですが、Macは清いのでCDドライブしか有りません。
デザイン的にはこれがベストなのですが5インチベイが無いと自作PCはかなり機能を削られます。

←サウンドボードの入出力端子が5インチベイ用・
削る

イヤーーー
ついでにUSBポートを出すための3.5インチベイも削ります。
モウヤメテーー!
次にDVDドライブです。

本体の上の方には厚めの1枚の鉄板が有りまして、本来ならばこの上にHDDとDVDが乗っているのですがここではマザーを入れるためにHDDの方を切り落としました。DVDドライブは汎用品の規格だったのでそのまま載せられます。よってここは問題なし。
先程のサウンドボードの入出力ボードを支えるためのステーを作ります。結構残念な出来です。

これで5インチのものを吊るす形になってます。

3.5インチベイもホームセンターで調度よさそうな金具をかってきて取り付けました。
HDDもステーを作る予定なのですが、これまで使っていたケースから移植することに。
今のところ5個しか載っていませんが、最低でも3つは余計に載せられそうです。
さぁ、Macと言えばシンプルなスイッチと淡いLEDランプが特徴ですね。

Mac Book も Mac proもギラギラと光り輝くようなイルミネーションをよしとせず、眩しくないが、見えないわけではないというちょうどいい明るさかげんの電源ランプが付いています。
ここは是非とも残したい。
なのでスイッチとLEDをハンダ付けしてマザーのコネクタにつなげるようにします。なぜかLEDの方は5V入力しても切れません。抵抗が挟んであると思われます。

この端子のUSBとIEEEポートもつなげる気になればつなげるんですけど、めんどくさいのでまたあとで時間があったときに改造しようと思います。
最後に一番の問題点

背面コネクタです。
ここが悩みどころでした。端子の配置そのままにコネクタを買ってきて専用の基板でもつくろうかと思ったんですが、
1.予想外にスペースが限られている
2.マザー側の端子が圧倒的にあまる
3.新規格に対応出来ない
4.マザー交換の度に改造を施さねばならない
という、愛さえあれば容易に乗り切れそうな課題が目白押しです。
今回はあまりこだわらない
というコンセプトのもと、結局このコネクタ全部切ってしまいました。
つまりどういう状態かというと

こんなんです。ヒドイ
さあ、こだわっていないのでこれだけでほぼ完成です。
実際にパーツを入れてみましょう。

ビデオカードの幅が30cm以上あるので予想外にギリギリです。あと、電源は排気口を上に向けて置いておくだけというなんとも適当な仕様です。たぶんそのうちネジ止めします。

HDDも入れます。ちゃんとファンも付いてます。エアフローについては仕切りを設けて効率的に排気を行うことでカバーできるはずです。

完成?
ちゃんと起動しました。
動作してる写真はまたあとで載せます。
今のところファンが足りてないので若干熱がたまりますが側面の板を外しておけばダイジョブです。
Power Mac G5を分解してみたときの感想
なによりまずそのモノづくりの素晴らしさに感動しました。
まずネジが明らかに高価な物使ってまして、回し心地がとても良かったです。ピカピカだし、つやつやしてる。種類も豊富で明らかにコスト度外視です。
バリなども全く無く、どこを触ってもすべすべで、怪我をしそうな突起が見当たりません。
何かのプラモデルでも分解しているかのようにカチャカチャと各部が気持よく外れます。配置もまた絶妙でしてキレいに収まってます。
こういう、分解して初めて分かる内部設計の丁寧さは見てて気持ちがいいですな。