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NO.8 実験名:ポーションでカップめんを作る。そして食う。 1.実験の目的 カップめんはお湯で作る。これは常識である。お湯を入れれば手軽で簡単に、 わずか三分で食事にありつける。お湯は日本ならば、ほぼどこでも無料で手に 入れることできる。それゆえにカップめんにお湯を入れるのは必然であり合理的で ある。しかし私はあろうことか、カップめんにお湯しかいれないことがつまらない と感じ始めた。カップ麺といえど、立派な料理である。創作こそ料理の醍醐味では ないのか。そこには無限の可能性があり、さまざまな食材の組み合わせをすること でうまい料理ができることは少なくない。常識にとらわれ、創作を忘れては人類に 進歩はないのではないだろうか。偉大なる先人たちは誰も考えつかないような突拍 子もないアイデアを出し、見事成功を収めてきた。そこで私はアホだと知りながら、 おそらくほとんどの人がやったことのない創作料理に挑戦する。 ・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・ ・・ えっ・・・・ホントにやるんですか? [1] ポーションof沸騰中inカップMEN+3分=・・・・・?? [2]不快指数は下記の式(1)で表されます ![]() 3.実験機材 下記の表1に実験で使用した機材を示す。
4.実験手順 ※安全なモノと安全なモノを混ぜれば安全なモノが出来るとは限りません。例によって砂糖と塩素酸カリウムを混ぜると素敵なことが起こり大変危険です。激しく火が出ます。とっても綺麗です。(真似しないで下さい)そこを踏まえて実験を開始しましょう [1] ポーションを用意する [2] 鍋で沸騰させる [3] 沸騰したポーションをカップメンに流し込む [4] 3分間程度気合いで待つ(この間、この恐ろしい食い物と、こんなアホなことをしている自分に対して精神崩壊を起こさないように注意する) [5] 被験者を連れてくる [6] 食わせる [7] うまかったら自分も食う [8] 必要に応じてトイレに移動。 5.結果 実験で得られた結果を対話形式で下記に表す。 私「やぁ、いらっしゃい。わざわざすまないね。」 T島「ポーション200円だったよ。」 私「へぇ。これが噂のポーションか。」 T島「瓶が青くて綺麗だね〜」 私「さすが青色一号入っているだけのことはあるね」 T島「えぇ?!発ガン性物質入ってるの!?」 私「そうみたいだよ。パッケージにも書いてあるし。」 T島「お、おそろしい飲み物・・・・・」 私「じゃぁ早速始めるか。」 T島「・・・・・うん。」 私「T島は部屋で待っていてくれ。今ポーション沸かしてくるから。」 T島「ポーションって沸かしても大丈夫なのかな・・・・」 私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 T島「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 私「じゃぁ逝ってくる。」 T島「行ってらっしゃい」 台所に行き、ポーションのふたを開ける。とりあえず原液の色を見るためにコップに移してみた。 ![]() う〜ん。綺麗な青色です。 私青色好きなので好感度+1です。 早速鍋に移して沸かしてみます。 ボーーーーー ジュジュジュジュジュ・・・・・・・・ グツグツグツグツグツ・・・・・ ・・・・なんなんでしょう、この台所に広がるやるせない香りは。まるで2年間車の中で放置しておいたハッカガムのような臭いです。 グツグツグツグツグツグツ・・・・・・・・・ なんだか嫌なにおいがしてきました。ハーブのにおいであることは間違いなのですが、それにしては何かとても有害な香りがします。 グツグツグツグツグツグツ・・・・・・ というか私は一体何をしているんでしょう。 グツグツグツグツグツ・・・・・・・・・ 目の前には煮えたぎる青黒いポーション。左手には空の瓶。、右手には深層心理学の本。 グツグツグツ・・・グツツッツ・・・・・・・・・・・・ あまりにもデンジャー&ワイルドです。理性がどこかにお散歩に行ってしまいそうです。 ゴボゴボゴボゴボゴボ・・・・・ さて、結構いろいろ蒸発しましたが何とか沸かすことが出来ました。 急いでT島の元に戻ります。 T島「おかえり。」 私「ただいま。」 T島「どうだった?」 私「激しかった。」 T島「そうか・・・・」 T島が無言でカップメンを開ける。 私「とりあえず臭い嗅いでみる?」 T島「うん。」 T島に沸騰したポーションの入ったカップを渡す。 T島「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 T島「・・・・・・・・・・・・・・・・・・これ飲んでも大丈夫なのだろうか・・」 私「・・・・・・・・・・・・・とりあえず冷めないうちにカップメンに入れよう」 ![]() ジャーーーーーーーー そこら辺にあったものでフタをする。 ![]() かぽっ T島「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 何なんでしょう、先ほどから部屋に立ちこめるこの不可思議な香りは。言葉では表せない生理的にヤバめなにおいです。ハーブ10種類は伊達じゃありません。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3分程度経過 ![]() あまりにも心配なので食器でごまかしてみた(※Not金メッキ Not金製) フタがあいたことでさらに強烈なニオイが部屋に立ちこめます。 T島が不安そうな顔をしています。 とりあえずフォークで混ぜてみる。 ![]() T島「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 予想はついていましたが、なんかラーメンの元の色と相まって、黄緑色になってます。食欲をそぐ黄緑色です。 私「T島GOー!GOーー!!GOOーーーーgle!!!!」 T島「ねぇ。これ絶対マズイよ。食べない方がいいよ。」 逃げようとするT島を無理矢理説得して食わせます。 T島「じゃぁ食べるよ?」 私「うん!がんばって!」 ズルズルズル・・・・・モグ・・・・・ 私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 T島「・・・・・・・・・・・・ヴォフ!」 私「!!?」 私「ど、どうしたT島!?」 T島「・・・アンマンパン・・・・新しいカオダヨォォォッォオ」 (※↑T島はこのような台詞は吐いておりません。ラーメンによる聴覚の異常が発生したため、せりふはあやふやです。) 私「お!?おい!!しっかりしろ!どうしたんだT島!そんなにやばかったのか!?」 おそるおそる私もポーションカップメンに手を伸ばし、一口食ってみる。 私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アベシ!」 こ、これは・・・・・・ まさしく・・・・・ 毒、毒、毒、毒、毒!! 恐ろしい破壊力です。毒以外の何者でもありません。ポーションなんて嘘です。今まで作ったカップメンの中でもかなり上位の破壊力です。 具体的な食感を言いますと・・・・ まず麺を口に入れた瞬間鼻の奥に邪悪な香りが充満します。ちょうどトイレの芳香剤(レモンの香り)をこぼしたときのような強烈なニオイです。 さらにその後、ちょっとのしょっぱみと不快な甘みが同時に押し寄せ、次の瞬間苦みと酸っぱさが口の中イッパイに広がります。 かろうじて飲み込むと胃に入る瞬間、多少の嘔吐感があります。食道自体にも拒否されているような感じです。こんな感触は初めてです。 T島もおおよそ同じ症状を訴えています。 マジで実話です。 これはかなりマズイです。 とてもじゃありませんが食えたモノじゃありません。 絶対まねしない方がいいです。 とりあえず捨てるのもったいなので全部食いました。 辛かったです。 一口食べるたびの嘔吐感が。 とりあえず気分を落ち着けるために2人でピアノ弾いていたんですが、だんだんと腹が痛くなってくるんです。 やっぱりアレでしょうか。魔法技の「ポイズン」でしょうか。時間とともにダメージがたまっていくみたいです。 とても陰湿な飲み物です。恐るべきですポーション。本当に毒です。幸いしばらくたったら収まりました。 もうポーションでカップメンは作りません。嫌です。 みなさん、お湯がないからってポーションでカップメン作っちゃだめですよ? ![]() 終わり |